大口径レンズをつけたキャノン7

大口径レンズをつけたキャノン7

大口径レンズをつけたキャノン7

話をレンジファインダーのキャノン7に戻しますね。

キャノンの公式ページを見るとキャノン7は1961年に販売され、当時の価格は50mmF1.4レンズがついて47,500円でした。

かなり高いです。

1961年、昭和36年と現在の貨幣価値を単純に比較することはできませんが、1961年の大卒初任給が14,817円、封切り映画鑑賞料金は200円、日本銀行算出による消費者物価指数では約4倍となるので・・・いずれにしろ、高価です。

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ところがこのキャノン7、ただでさえ高いのに、なんと50mmF0.95という大口径レンズをつけて86,000円というモデルも販売していたのです。

つまりレンズだけでカメラの価格を上回っているわけですね。

F値は低いほど明るいレンズとなり、光を多く取り入れなければならないので必然的に大口径となります。

1950年代後半から60年にかけては大口径レンズを競って作っていた時代で、このキャノンの50mmF0.95 が登場したことによって、これ以上明るいレンズは作れないと各メーカーが判断、大口径レンズ競争に終止符が打たれました。

確かに明るいレンズですが、実質的にF値0.95へ達していたレンズばかりでなく、なにしろ手作業の時代のため、市販されていたレンズにはカタログ数値に満たない製品もあったといいます。

しかし、このような実用的とは言えないレンズから職人の手による最高級レンズがあったのも、この時代のレンジファインダーの大きな魅力なのです。

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