グレインの不均一性がフィルムの味を生む

グレインの不均一性がフィルムの味を生む

グレインの不均一性がフィルムの味を生む

フィルムによって画像が定着する原理の続きです。

光によって白と黒の化学変化を起こす有機分子がモノクロフィルムの感光剤で、光の三原色、青と緑と赤、それぞれに感色する有機分子を三層に重ねたのがカラーフィルムです。

と、簡単に言っちゃいましたが初期のカラーフィルムは三層を正確に現像するのは至難の業で、フィルムよりも現像代がかかり、現像に際してもベテランの職人の手によって作業が行われていました。

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さて、ここからが本題。

感光剤の有機分子の塊、フィルムグレインと呼ばれる分子の塊は六角板粒子で平均6μmぐらいの大きさです。

このグレインに光が当たると化学変化を起こすわけですが、フィルムに定着させる際、厳密にいうと均一化されません。

サイズが必ずしも均等ではないことから密度も濃い場所と薄い場所が存在します。

フィルムメーカーはできるだけフィルムグレインを均一化させようとしますが、精度は上がっても完全な均一化は不可能です。

ここがデジタルカメラとの大きな違い。

デジタルカメラは感光剤の部分が整然と並んでいる撮像素子です。

目に見える差ではありませんが、フィルムには不均一性という有機的要素が含まれており、これがデジタルにはない、フィルムの味を生み出すわけです。

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